歴史あるハーブティー

家庭でもプランター一つあれば、誰でも簡単にハーブを栽培することができます。料理の香りづけに使ったり、ポプリを作ったりすることができるハーブ。ハーブティーとして飲むこともでき、世界中で親しまれています。その種類は実に豊富で、かなり古くから存在していて、長い歴史もあります。遡ること、古代エジプトの記録にも登場しており、世界三大美女として名高いクレオパトラも愛用していたといわれています。ハーブはその後、古代ギリシアへも伝わっていきますが、この頃はまだ、「お茶」という感覚ではなく、入浴剤や化粧品、料理に用いられている他、薬的効果があるものとして注目を浴び、打ち身や外傷などに効果があることで知られていました。中世に入ると、ヨーロッパでは、ハーブが貴族たちの嗜好品として用いられるようになっていきます。また、修道院の中で、薬草園としてハーブが栽培されるようになり、これが現在のハーブガーデンの発祥と言われています。ただ、この頃のハーブは、門外不出のものであり、採取も特別の人のみに許されているものでした。それが、ルネッサンス時代になると、庶民の間にも広まっていき、アメリカ新大陸に渡った後、「お茶」としても知られるようになって、嗜好品として広く認識されるようになります。1960年代にアメリカ西海岸で始まった「ヒューマンポテンシャル運動」をきっかけに自然派志向が動き出し、それとともに世界各国にハーブが広まり、その時に、日本にも伝わってきたと推測されます。